OneSignal Journeysとは?
OneSignal Journeysは、顧客の行動や状態に応じて待機、分岐、メッセージ配信をつなぐCRM自動化機能です。ビジュアルエディターでプッシュ、メール、SMS、アプリ内メッセージを一つのフローに組み込めます。
一斉配信は、決まった時点でのお知らせに適しています。Journeysは登録時期が異なる顧客や、次の行動によって案内を変える場面に適しています。まず顧客に必要な次の行動を定め、それを確認するデータとメッセージを結びます。
開始と同時に終了条件も決める
開始条件はセグメントまたはCustom Eventのどちらかを選びます。顧客の状態で開始するのか、発生したばかりの申込や購入で開始するのかを区別します。
開始
案内の対象と除外対象を定義します。すでに目的を達成した顧客に最初の案内が届かないよう、除外条件と最初の待機ステップを確認します。
終了
申込完了、購入完了、対象資格の変更など、案内が不要になる時点を決めます。チャネルの配信停止とジャーニー全体の終了は別の条件です。
再参加
セグメント型は終了後の再参加ルールを適用します。イベント型は同じ顧客に複数の実行が並行して発生するため、重複イベントや案内の繰り返しへの対処が必要です。
時間の経過と顧客の行動を分ける
Waitは一定時間、Wait Untilは条件やイベントの成立を待ちます。Time Windowは次のステップに進める時間帯を定めます。「1日経過した」と「まだ完了していない」を別々に扱えます。
Yes/No分岐は条件の成立に応じて、Split Branchは指定した比率で経路を分けます。各経路の対象と期待する行動を決めてから、文面や配信間隔を比較します。
アプリやサーバーのデータを接続する
ボタンのクリックと申込の完了は同じとは限りません。購入、決済、予約など、サーバー側で確定する行動は、そのシステムで確定した時点をイベントの基準にします。
繰り返しの注文や複数プロジェクトを扱う場合は、order_idやproject_idなどでイベントを対応づけます。別の注文の完了を現在の案内の完了と判定しないよう、開始イベントと後続の行動を結ぶ識別値を定めます。
SDKとサーバーによる二重送信を避けるため、イベントごとに送信元を決めます。Custom Eventsは有料プランで利用でき、イベントの保存には別途課金条件があります。
設計例
体験登録から最初のプロジェクト作成へ
プロジェクトを作成して初めて価値を体験できる業務アプリの設計例です。目標はクリックではなく、最初のプロジェクト作成に置きます。
体験利用の開始
サーバーからtrial_startedを送り、顧客IDと体験アカウントの識別値を関連づけます。
初回利用を待つ
project_createdを待ちます。設定時間内に作成した顧客には追加の催促を送りません。
未完了の顧客を支援
購読中のチャネルで開始方法を案内します。リンクはログイン後、実際の作成画面に遷移させます。
完了と重複を確認
その後の作成、配信停止、繰り返しの案内を確認します。体験期間や対象資格が終了した場合は案内を止めます。
待機時間とチャネルは利用周期、配信への同意、配信頻度に合わせて決めます。テストアカウントでイベント受信、分岐、ディープリンクを検証してから運用します。
IXCの導入支援
IXCがジャーニー設計と実装を支援します
IXCは韓国のOneSignal公式パートナーとして、CRM施策の設計、アプリ開発、顧客データ連携、運用を支援します。施策に必要なアプリ改修も実装範囲に含めて進められます。
シナリオとデータ
顧客行動、除外条件、イベント仕様、担当システムを定め、開始・分岐・終了に接続します。
開発と検証
SDK、サーバーイベント、ディープリンクを実装し、ログイン前後、重複イベント、配信停止を検証します。
キャンペーン運用
配信対象、文面、コンバージョンデータを併せて確認し、運用周期に合わせて改善します。
設計・検証に使う実務資料
よくある質問
開発なしでJourneysを利用できますか?
フロー自体はビジュアルエディターで編集できます。ただし、チャネル設定、アプリSDK、顧客ID、行動イベントの連携が前提です。新しい行動条件を使う場合はアプリやサーバーの開発が必要なことがあります。
プッシュ通知を停止するとジャーニーも終了しますか?
プッシュ通知の停止だけでは、ジャーニー全体は終了しません。そのチャネルの配信ステップをスキップし、購読中の別チャネルでは案内が続く場合があります。全体を止めるには終了条件を別途設計します。
購入済みの顧客への案内を止められますか?
購入完了イベントやセグメントの変更を終了条件にできます。すでに完了した顧客の開始除外条件も設定し、実際の決済確定時点でイベントが届くことをテストします。
同じ顧客が何度も参加する場合はどう扱いますか?
セグメント型とイベント型では再参加の仕組みが異なります。イベント型は並行実行が可能なため、重複送信を防ぎ、注文や申込の識別値で各実行に対応する後続行動を結びます。